髪や頭がクサイと、人と接するときも気になってしまいますよね。
特に、自分で気づくほどのニオイなら、身近に接する恋人や家族はすでに気づいているかもしれません。
臭いの原因は様々ですが、多くの場合毎日の食生活やシャンプーの方法だったり内と外のケアの方法に問題がある場合がほとんどです。
こちらで、臭いの原因として考えられるポイントと、臭いを予防する上で見直したいヘアケアの方法をご紹介しますので、ご自身に当てはまっていないか確認してみましょう。
このページの目次
臭い髪や頭皮はどういう状態!?

髪や頭皮から嫌な臭いがする原因として考えられることって何でしょう。
髪と頭皮はどういう状態でしょうか?

頭皮や髪から嫌な臭いがする根本的な原因は2つあって、1つは皮脂が酸化する、もう1つは菌の繁殖になります。
空気や紫外線などで酸化し、酸化した皮脂が大好物な菌が栄養にして繁殖し、それが嫌な臭いを発しているんです。
毛穴詰まりや余分な皮脂が酸化し悪臭の原因に!

「皮脂が酸化する」とは、いわゆる〝余分な皮脂”がそれに当たるのでしょうか。
落とすべき古い皮脂が落とせてないという事ですか?
または、「空気や紫外線で酸化」とも言いましたが、皮脂バランスを清潔に整えていても酸化してしまうものなのでしょうか?

そうです。
余分な皮脂、つまり落とすべき皮脂が落としきれておらず、その残った皮脂が空気や紫外線によって酸化されてしまい次第に嫌な臭いを発するようになってくるんです。

「空気や紫外線で酸化」とも言いましたが、皮脂バランスを清潔に整えていても酸化してしまうものなのでしょうか?

皮脂のバランスを整え清潔にしていればほとんど大丈夫だと思いますが、毛穴に皮脂が詰まってしまっているなら、それもまた酸化し嫌な臭いを発してしまうので毛穴詰まりも注意するといいですね。
体臭とは違う。という認識で大丈夫?

ほかに加齢だったり、ワキガや汗臭のような原因は考えらえませんか?
髪や頭皮の臭いというのはカラダとは違うのでしょうか?

ワキガとは違いますが、加齢臭が原因になる事は考えられます。
ワキガの原因となるアポクリン腺は頭皮にはありません。ただし、ノネナールという物質が臭いの原因となる加齢臭は、皮脂の酸化によって発生するので頭皮からも加齢臭やミドル臭が発生することはありますよ。
加齢臭やミドル臭は頭も油断ならない!

加齢臭やミドル臭が気になっている人は、カラダだけでなく頭皮の対策も考えた方が良いという事ですね。

そうですね。
ただ、頭皮臭の対策は加齢臭でもそれ以外の臭いでも、基本的には清潔な状態を保つことで予防できますので対策といっても方法は同じと考えてよいです。
効果的なニオイ対策とは

そうなんですね。
余分な皮脂だけを取り除き、毛穴詰まりを解消することが髪や頭皮の臭い予防に繋がるという事ですが、臭いが気になると「しっかり洗おう」という方向に意識が行くと思いますが、どういう対策が効果的ですか?

頭皮の臭いのもとを断つには、地肌を清潔にしながらも皮脂をとりすぎて乾燥しないようにしなければいけません。
そのためシャンプーの仕方も大事ですが、頭皮の臭い対策には皮脂をとりすぎない、マイルドな洗浄力のアミノ酸系シャンプーを選ぶのが効果的ではないでしょうか。
毎日の洗髪で予防できる!ニオイ対策で選ぶべきシャンプーとは

アミノ酸シャンプーも最近ではたくさんの種類がネットを中心に販売されていますが、中には消臭作用の期待できる成分が配合されているものもあるんですよね。
ただマイルドな洗浄成分で優しく清潔にというだけより、消臭成分配合の方が効果が期待できそうですがどう思われますか?

それはもちろん、配合されている方が期待はできるでしょう。
効果もプラスαになるかと思いますが、根本的な改善をするならばやはり大前提は洗浄成分がマイルドで優しく清潔に保つということが大切ではないでしょうか。

アミノ酸などのマイルドな洗浄成分に加えて、プラスアルファで消臭成分のシャンプーが効果的という事ですね。

一時しのぎの方法、外出時の髪・頭皮臭対策

毛穴詰まりや皮脂の酸化など原因によっては、シャンプーを変えたらすぐに臭いが消えることもあると思いますが、頭皮の状況によってはある程度じっくりと続けていく必要がある場合もあると思います。
カラダから発する臭いって、自分自身が気づいた時にはすでに周りは気づいているってこと珍しくないですよね。
シャンプーで臭い対策しながら、外出時に髪や頭皮の消臭するために何かおすすめの方法やアイテムってありますか?

ヘアミストやスプレー、コロンなどの消臭アイテムが定番です。
どうしても外出時気になるときに是非。
他には、エタノールやカキタンニンは比較的強い消臭成分なので、臭いがきつく気になる場合はこちらが配合されるものを購入するといいですね。
【まとめ】髪や頭皮の臭いの原因とは
髪や頭皮の主な原因は次の通りです。
頭皮が乾燥して皮脂の分泌が増えフケの原因や毛穴に皮脂が詰まり酸化して菌が繁殖し、ニオイが発生してしまいます。
皮脂が過剰分泌・フケがなぜ出てしまうのかと言うと、頭皮が乾燥してしまうと身体の皮膚と同じ乾燥を防ぐために皮脂が分泌されますが、さらに乾燥が進んでいくと正常よりも過剰分泌してしまい、皮脂が溜まりやすくなるからです。
頭皮環境が悪くなるとかゆみ・フケ、臭いといったトラブルを引き起こす原因になります。
元々乾燥肌の方も皮脂の分泌が増えていき様々な皮膚トラブルにもなります。
乾燥肌でかゆみやフケなどトラブルが起こるのは、皮脂の奪い過ぎ(主にシャンプーで洗った際)が原因の一つですが、症状が悪化してヒドイ場合は皮膚科で薬など治療を受ける必要があります。
年齢が重なるにつれて気になるのが加齢臭ですよね?
身体だけではなく頭からも発生してしまいます。
加齢臭が発生するメカニズムは皮脂腺で脂肪酸が発生することにより過酸化脂質と結びつき酸化し分解します。
分解をするとノネナールと言われる物質がニオイの原因になってしまいます。
この原因が頭皮にも同じ働きをしてしまうのです。
シャンプーをきちんと流せていないとシャンプー剤が頭皮に残ってしまって詰まりの原因やフケの原因になります。
ゴシゴシ強く洗ってしまうのも頭皮が傷つきその傷から菌が入り繁殖してしまいニオイが発生してしまいます。
肉食や乳製品の取り過ぎは皮脂が過剰分泌し菌と混じりニオイが発生しやすくなってしまいます。
夜更かしなどで、睡眠不足が続くなど不規則な生活・ストレスの溜めすぎで自律神経が乱れてしまうと皮脂の分泌を増やしてしまい、頭のニオイが発生してしまいます。
嫌な臭いを予防するために見直したい5つのポイント
シャンプー前にはブラッシングをして汚れやほこりを浮かしてあげる。
爪を立てずに指の腹を使って優しく丁寧に洗い、すすぎ残しがないようしっかりとシャンプーを流しましょう。
油っこいものや乳製品ばかり摂らずにバランスよく摂るようにしましょう!
夜更かしはしないように早寝早起きの習慣をつけていきましょう!
ストレスも適度な運動やリラックスする時間を作り解消していきましょう。
ニオイをなくしていく前にかゆみやフケのトラブルが起きている場合、まずそのトラブルを改善してからにしていきましょう!
そのためには皮膚科に受診することが改善への近道になります。
加齢臭によるものであれば、加齢臭や臭い専用シャンプーがあるのでそちらに変えていきましょう!
専門のものを使用してノネナールという臭いの元となる物質を除去していきましょう。
デイリーケアでニオイをケアする方法
スカルプ系のシャンプーは〝洗い過ぎを防ぎながら”頭皮の汚れを取るには効果シャンプーです。
消臭・抗菌成分配合のスカルプ系でニオイのもとから予防して頭皮環境を整えましょう。
オススメするケアはヘッドスパが一番オススメです。
毎回してしまうとコストもかかりますので、家でもできる炭酸水を使った簡単な方法をご紹介します。
炭酸水で頭皮をキレイにするヘッドスパの方法
炭酸の気泡がタンパク質に反応する性質があり、皮脂の汚れが気泡に付着し浮かしてくれ落とすことが出来ます。髪表面についている汚れも浮かし頭皮から髪の毛全体をきれいにする事ができます。
炭酸水を用いたヘッドスパの手順は次の通りです。
まず、髪を濡らす前に炭酸水を頭皮に馴染ませていき、揉みほぐすようにマッサージをしていきます。
シャンプーも炭酸水シャンプーを作ります。
炭酸水50mlに普段使っているシャンプーを2プッシュ程度を良く混ぜて完成です。
シャンプーはいつも通りにしていきます。
最後は良く流して終わりです。
普段のシャンプー同様、シャンプー剤が残らないようにすすぎも十分に時間をかけて丁寧に行います。
洗髪後はドライヤーで速やかに乾かす事を忘れずに。
最後に・・・

普段から頭皮の手入れと言えばシャンプーくらいでしょう。
シャンプーだけなのだから、臭いの原因もシャンプーにあると考えるべきと思います。
「皮脂を落とし過ぎても分泌が増える。」
「しっかり洗えなくても皮脂が酸化して悪臭の原因になる。」
頭皮には毛根があり毛髪があります。
トラブルを放置して薄毛や抜け毛にならない為にも、早めの対策と予防が大切ですね。
